(FiG-8. Procedure for Fabricating 3 Block Parts at Factory)
合成版においては一般的に型枠と鋼板の狭い空間にコンクリート打設を行うため、場合によっては高流動コンクリートを使用しなければならないが、本論のパネルは部材製作時に寝かせた状態で施工できるため、打設が容易で普通コンクリートが使用できる(FiG-9.)。
(FiG-9. Concreting Wall Panels)
3−2. 現地組立施工
(1)施工機械
ケーソンの組立現場で使用した主な重機は(Table-1.)のとおりである。専用の機材は必要とせず、ケーソン完成後は海上へ吊りだして進水する。
(2)全体施工手順
工場から海上を輸送され、クローラクレーンによって陸揚げ、水切りされた各部材のうち、鋼殻ブロックはそれぞれ突合溶接により接合する底版に内部骨格を接合した後に底版コンクリートを打設する。底版鉄筋組立を行う際に、パネルとの接合部の縦筋のピッチ精度を高く保つ必要から、ガイドプレートに沿わせて縦筋を建て込む。外壁パネルは中央部から張り付け、最後に両端のパネルをとりつける。両端部の妻側パネルは仮設骨格を組み上げとりつける。これにより陸上の施工は終了する(FiG-10,11.)。
(Table-1. Main Machinery at the Site)
(FiG-11. Mounting the Wall Panels on the Base Plate)
(3)接合部の処理
横目地の処理手順は次のようである。まず底版上に敷
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